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執筆者の写真ケアホーム熊南

R3/11/14 三重DMAT訓練に参加しました

更新日:2022年3月16日

11月14日、三重県防災訓練の一環として行われた、三重DMAT(※)訓練に参加しました。

※DMAT(ディーマット)とは・・・災害派遣医療チームの略称で、医師、看護師、救急救命士やその他のコメディカル・事務員等で構成され、地域の救急医療体制では対応出来ないほどの大規模災害や事故などの現場に急行する医療チーム。


<訓練概要>

2011年の紀伊半島大水害規模の豪雨により、熊野川流域に大規模な浸水・土砂災害による被害が発生。高齢者施設が孤立し、施設避難が必要なケースや医療ニーズが上がり、紀南地域災害医療クラスターミーティング(仮名)がDMAT派遣を県に要請。訓練当日は風雨は収まっている想定で行われました。。

 

9時50分頃、DMAT第1斑が施設に到着。

副施設長に挨拶の後、状況を確認。すぐに対応に移ります。


10時30分後、DMAT第2班が到着。

1班と合流し、情報共有。

その後、負傷者の診察や、施設の被害状況がまとめれらていきます。


逐一本部と連絡を取りながら、現場の状況を把握し対応していきます。

ただ、淡々と訓練が進行するわけではなく、コントローラーと呼ばれる人により、様々な不確定要素が追加されていきます。

今回の訓練では、負傷者の急変に加え、裏山が崩れそうという要素が追加され、施設全体の非難を考えないといけないという状況になりました。


急変者を診察し、(コロナ感染予防の為、患者を想定した“紙”にて実施)搬送方法を検討。

受け入れの要請や複数人を同時に搬送する事ができないかなど様々な検討します。

結果、急変者と軽症者をDMAT隊が乗ってきた救急車にて搬送することに。


施設裏山の崩落に備え、施設全員避難に向けて、介護主任よりご利用者の移動方法を確認。

車椅子の要否や、道中や避難先での見守りの必要性、避難する車両種類など、綿密な打ち合わせを行います。

はじめ真っ白だったホワイトペーパーもぎっしり情報が書き込まれ、次第に避難に向け情報が整っていきました。

最後に、ご利用者及び職員全員の避難先を確保したところで、今回の訓練は終了となりました。


今回の訓練は、施設内で行う普段の訓練とは違い、外部の専門的な職種の方々による訓練に、避難要請施設として参加するという形でした。大変緊張感のある訓練で、DMATの皆さんの動きに感服しっぱなしでした。

この訓練を通して、防災体制整備の重要性や、災害時に必要な情報を普段から整えておく事の必要性を認識しました。


三重DMATの皆様、ありがとうございました。

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